なりたい仕事の選択
セラピストになりたい人が増えているといわれています。その背景にはうつ病やパニック障害といった心の病が大きな問題となっている点が挙げられます。また、これまで心の問題といえば精神科医など医療機関で治療を受けるものというイメージが強かったものですが、最近ではより気軽に相談・治療を受けられる施設や機会が増えている点も原因として挙げられます。セラピストはまさに気軽に心の病を打ち明け、治療を受けることができる存在として注目されているのです。そんな状況もあり、セラピスト関連の資格も多数登場しています。そのすべてが民間資格のため、セラピストを目指す場合にはどの資格を取得するかをまず選択することが求められるのです。また、セラピストとひと口に言ってもその種類はさまざま。植物の精油を活用するアロマセラピスト、動物との触れ合いを通して癒しを目指すアニマルセラピスト、色彩を活用した治療を行うカラーセラピストなど。それそれ異なったアプローチをとっていますし、当然求められる資質や知識・スキルが異なってきます。セラピストになりたいと思ったら資格以前にどの仕事をやりたいのかを決めておくことも必要でしょう。中にはアートセラピーのようにセンスや才能を求められる資格もあるだけに事前によく情報収集を行わなければならない面もあります。
心を扱う仕事だけに、単にスキルや知識だけでなく、その人の精神性も求められます。そのため性格的な面で向いている人とそうでない人がはっきり分かれる傾向もあるのです。献身的で、相手の話にきちんと耳を傾け、意見を尊重した上で適切な治療を行う姿勢が求められます。コミュニケーション能力や柔軟な対応力、相手の苦しみを理解できる豊かな感性などが必要な資質となるでしょう。ただ人を助けたいから、癒したいから、あるいは自分が得たスキルや知識を活かしたいからといった考えだけでは勤まらない仕事でもあるのです。もうひとつ、セラピストの仕事を巡る環境も知っておきたいところ。果たしてセラピストの肩書きで生計を立てていくことができるのか、世の中のセラピストはどのような仕事に就いているのか。収入はどの程度なのか、雇用環境は恵まれているのか。セラピストを目指す以上、それで収入を得ることが不可欠ですから、こうした点に関する知識も得ておきたいところ。このように、セラピストになるためには事前に知っておきたい知識が多数あります。ここではそんなセラピストに関わる基礎知識をまとめてみました。